3月末に弁護士同士の面談してから、明日でちょうど2週間です。
予想はしていましたが、全く動きはありません。
当社は12月決算なので、一般的な3月期末4月期初は基本的に関係なさそうですが、多少の影響はあるかもしれません。
いずれにしても、時間はかなりかかるでしょう。そして、わたしに給与を支払っているので、それを会社が容認するのであれば、彼らは結論を急ぐ必要はありません。(一般的には、会社の利益に貢献していない社員には金を払いたくないと思うのが普通ですが、この辺の感覚がズレていてそれは弁護士先生も理解ができないとよく言っています。)
ただし、ネットで見た何かに自宅待機も法的にいつまで会社が強いてもよいという訳ではないようです。
本国がでてくるのか、そしてどう考えるのかによりますが、その答えが、相手寄りだったとしたら、裁判することは決めていますし、会社とわたしの将来のためにもそうしたほうがいいと思っています。仮に示談するにしても一定程度裁判をして最低でも事実認定がされてからのほうがいいと思っています。
なお、一般的にいう示談というものは、そうではなくて、とにかく金銭を払ってこれ以上このことには触れない、つまりグレーのままにするというものらしいです。
かなり昔になりますが、故石原慎太郎氏が東京都知事だった頃に銀行はけしからん、東京都では銀行に対して新たな銀行課税を設けると言い出して世間を騒がせた一件がありました。(30年位前?)
当然銀行は抵抗するわけで、最終的には裁判になったようです。裁判になったくらいからあまり報道されなくなりましたが、結局、裁判途中で示談したらしく、その内容が、この課税が不当であるかどうかの決着は置いておいて、確か銀行側が、いくらかお金を払って示談となったはずです。
誰かがコラムで、このことについて、課税が正当であれば課税するばいいし、課税が不当であれば制度として適用できないだろというそれだけなのに、なんで銀行がお金を払って、お互い不問みないな、おかしな着地になるのかと書いていました。
わたしのケースも、もし私が退職を受け入れるという示談にする場合は、こうなるでしょう。口外禁止条項がつくでしょうから誰もこのことを語れないわけで、会社の無関係の社員は、年明けからわたしが理由もわからず会社に来なくなり、その後、辞めたのか辞めてないのかもわからず、ただし、辞めたという事実は聞いていないから、在籍はしているのだろう、そして、知らないうちに辞めていたということになるのでしょう。
こいうときはまことしやかな噂が独り歩きするものですから、わたしが何か悪いことをしたのではないかと勝手に思って終わりみたいになるでしょう。
確かに、縁が切れる会社のことですから、これでいいと考える人もいるでしょう。というか、本当に個人的な理由がなければ、退職するときなんて大なり小なり何かしら似たような問題あって辞めるのでしょうから、そう考えるのが普通だと思います。
しかし、わたしは今回はそれでは嫌なんです。
はっきり言って、入社したときから典型的によくある外資ダメパターン会社ということはわかりました。しかし、大手企業でもない限り、それってどこも一緒なんです。わたしが、過去の外資2社もそうでした。これから転職する会社も間違いなくそうでしょう。いまの会社に来てもらった部下とも話しますが、どこに行っても変わらないし、むしろ最初が一番よくて、どんどん悪くなっていく一方なのです。
なので、わたしはとにかく入社して最低3年ということをまずは機械的に決めました。
そして、誰でもそうだと思いますが、どこにいても見てくれている人がいて、期待をしてくれる人が一定以上は必ずいて、辞めるということはその人達の期待を裏切ることにもなると思います。わたしが2つ前の会社を辞めるときに、けっこう塩を投げるような人がいました。辞めることを喜んでいる人は実は塩は投げてきません。何故なら、辞めてもらって嬉しいからです。もう決着がついているのに無駄な闘いをるす必要はありません。塩を投げてくる人は期待してくれていたからだと思います。そういう人がいるのだから自分のできることをもっとやるべきではなかったかと思います。
あとは、わたしもそれなりの歳の人間なので、社会のために少しでも模範になる生き方をしたいという思いがあります。綺麗ごとかもしれませんが。
以前に、骨川さんがある子飼いの社員と結託して、同じ部の20代の社員を辞めさせようと結託している事件がありました。理由は、20代の社員の出来が悪いというのに加え、とある日子飼い社員の言うことに反論したからだそうです。この子飼い社員は、プライドと野心は人一倍で、責任は逃げの一択という典型的な人間で、何のサポートもしないくせに、20代社員にお前の出来が悪い方俺の評判を落としている、お前という部下を付けられた俺は不幸だという考えです。あまりにも目に余るので、わたしは表向きにはでないものの、影ながらサポートし、また幸いにも人事の責任者も理解ある人だったこともあり、なんとか退職を食い止めました。
その最中に彼から、骨川氏と子飼い社員がわたしのことも辞めさせてやると息巻いているので気を付けてくださいと教えてくれました。
組織に必要なことの一つは、例へ直接な働きかけがなくても、誰かが自分のことを見ていてくれている、わかってくれている仲間がいる、そういう心理的な安心感があることだと思います。
わたしの会社のように小規模だと、多様性が生まれるまでいかず、村社会になってしまい、組織は東軍が西軍かの両極端になってしまいがちです。
これでわたしが辞めれば、その生き方は間違っていた負ける生き方だという答えをだすことになり、一気に片方に傾く可能性があります。若者は良心を捨てることが社会人として正しい生き方だと考えるようになるかもしれません。わたしは、それだけが連鎖するような未来に社会に日本はなってほしくないと少なからず思っています。
ちなみに結託辞めさせ事件の顛末ですが、その後子飼い社員はリーダー扱いから外れ(そもそもこの子飼い社員は、経験者を募集していたところ、高学歴だという理由だけで未経験者なのに骨川さんが採用してリーダー扱いした)、この一連の出来事と関連するのかわかりませんが、ほどなくして退職しました。ちなみこの子飼い社員は裏では骨川さんのことをすごく馬鹿にして、学ぶことは何もないなんて言っていました。類友ってやつでしょうか。
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