休職のきっかけ1

2023年の年の瀬も迫るとある日、会社では、将来のビジョンを決めるための会議が予定されました。
こんな時期でないと、主要なメンバーが集まれるまとまった時間がとれないとのこと。
メンバーは、わたしを含め同僚クラスが4名と上司1名。

実は、わたしもこの日予定があってもともとは有休の予定だったのですが、この会議はこのタイミングを逃すとしばらくで開かれそうもなかったので、予定を調整して午前半休にし、会議のある午後だけの出社にしました。

そして、予定外の招かれざる客を1名を含んで会議は始まりました。

招かれざる客とは、わたしの元上司の骨川さん(仮称)です。
この方は再雇用の方でしたが昨年の年末をもってその雇用契約も満期を迎え退職するため、当然ながら会議には招集されていませんでした。
この日も、本当は休暇予定になっていたのですが、なぜかわたしが出社すると席にいるではありませんか。

いやな予感が…

会議の開始時刻になるとあたりまえのように骨川さんが会議室に入ってきました。

たぶんですが、わたしを含め全メンバーが内心マジか…と思っていたと思います。

その理由は、将来のビジョンを決めるということは、過去の反省やその原因究明についても当然言及されます。お世辞にも会社の業績はいいと言えません。というか正直、なぜ本国は撤退しないのだろうかと疑問に思うくらいです。

そして、メインでその過去のかじ取りをしてきたのは、骨川さんであることは誰もが知っています。

実は、わたしはこのメンバーの中では古株なほうです。
会議に出席の上司(仮称 出木杉さん)は、骨川さんより上役ですが、骨川さんよりも社歴が浅く、実はまだ会社のことがよくわかっていません。
他の2名の同僚もそんな感じです。

なので、余計なことを知られないように監視が目的かも…というよりそれで間違いないと思います。

ほんといやな予感…

しかし、青島刑事(踊る大捜査線ですよ)が、「事件は“会議室”で起きてるんじゃない!」と言ったとおり、事件は会議室では起きませんでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました