弁護士先生の本気度確認を経て、当初予定されていた作戦会議を行いました。
まず、こちらの弁護士先生が呑気な理由として、会社側の弁護士が訴訟とかはしないで穏便に解決しましょうというようなことを言われたし、穏便な雰囲気の先生だったからだそうです。
それをそのまま信じてしまうのでは脇が甘いなという気はしますが、そういうことで手荒な真似はしないと思ったのでしょう。
あと、新しい部署も、わたしのために作ったポストだという説明だったそうです。
ただ、よく見ると非管理職ポストになるし、かつ、年俸は変わらないと書いてあってもボーナスが確実に下がるので、事実上の減給です。
この辺は、社内の内部制度なので双方の弁護士はよく知らないでしょうから、会社側がからそのように説明されたことをそのまま言ってきているのかもしれません。
この懐柔的手法は、いかにも磯野さんが使いそうな手法です。
物腰が柔らかくていかにも善人そうな雰囲気で人を信用させて、実はぜんぜん筋も通さないし結局考えているのは自分のことだけ…
この手の方は、まず人間の心理として「あんないい人が」となるので、だいたい最初はみなさん術中にハマるので、時間をかけないと周囲の洗脳が解けないという一番やっかいなタイプです。
ただ、骨川さんもそうですが、外部の人間や異業界の人間はこれで通用するのです。そのような人は最初にどういう判断基準で人を信用するかしないかを決める際は、名刺の肩書や有名企業に勤めていたとか、その業界が長いとかそういうところです。
外部や異業種の人間は、内部事情や業界のことは全くわからないので、それなりの立場の人がそれっぽいことを言うと、そういうものなのかと信用する…わたしも入社したときはそうでした。
しかし、それは弁護士には信じ込ませることができても、わたしには通用するわけがありません。
その辺は、まだこちらの弁護士も気付いてないようで、それを気付かせて、ちゃんと仕事をしてもらうようにするのもクライアントだけどわたしがしなければなりません。最終的にその責任と不利益を被るのは結局はわたしですから。
とりあえず、会社からの部署異動の提案は、わたしが質問事項の素案を書いてから会社に提出することになりました。
また、手持ちの証拠についても、弾一発をぶつける方向になりました。
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